Movable Typeでは、カテゴリーのリストを入力し、各エントリーに1つ以上のカテゴリーを割り当てることができます。 これによって、エントリーが追跡できるので、運用管理に役立ちます。たとえば、特定のカテゴリーに属するエントリーを一覧表示したり、エントリーをカテゴリー別に分類してアーカイブしたりできます。
各エントリーは、1つの主カテゴリーと1つ以上の副カテゴリーに割り当てることができます。 主カテゴリーは、たとえば、<$MTEntryCategory$>
タグを使ってエントリーが属する1つのカテゴリーだけの情報を表示したい場合に使います。 エントリーが属するすべてのカテゴリーを表示する場合は、<MTEntryCategories>
コンテナ・タグを使います。
主カテゴリーと副カテゴリーの違いは、ランキングではなく、使い方にあります。副カテゴリーは主カテゴリーに比べて必ずしも、規模が小さいとか、重要性に欠くというわけではありません。 むしろ違いはその使い方にあります。主カテゴリーは<$MTEntryCategory$>
タグを使ったときや、<$MTEntryLink archive_type="Category"$>
を使ってエントリーをアーカイブにリンクしたときに表示されます。
Movable Typeでカテゴリーのリストを管理するには、ログインしてウェブログを選択し、「カテゴリー」をクリックします。 新しいカテゴリーを加えるには、空のテキスト・ボックスにカテゴリー名を入力します。ここには常に5つの空のボックスが表示されますが、5つをすべて使い切った場合は、「変更を保存
」をクリックすると、また新たな5つが表示されます。
カテゴリーはまた、階層構造を持つこともできます。たとえば、本と音楽のカテゴリーを設けているとき、エンターテイメントエンターテインメントという新しいカテゴリーを作り、その中に本と音楽の2つのカテゴリーを含めることができます。このとき、エンターテイメントエンターテインメントは、本と音楽カテゴリーの「親」カテゴリーと呼びます。
親カテゴリーを持たないカテゴリーはトップレベルのカテゴリーと呼びます。Movable Typeの以前のバージョンからインポートした場合、トップレベルとして作成されます。ただし、SubCategoriesプラグインを使って、データをインポートした場合は例外です。
ある親カテゴリーの下に新しくカテゴリーを作成するには、その親カテゴリーの操作の「作成」をクリックします。すると、テキストボックスと「カテゴリーの作成」が表示されます。カテゴリーの名前を入力して、ボタンをクリックします。
カテゴリーを別の親カテゴリーの下に移動させるには、その親カテゴリーの操作の「移動」をクリックした後、新しい親カテゴリーに対応するラジオ・ボタンを選択します(あるいはそのカテゴリーをトップレベルに移動する場合は、「トップレベル」を選択します。
「編集」リンクをクリックすると、カテゴリーに関するそのほかのメタデータを編集することができます。 各カテゴリーに説明を関連付け、 その説明をアーカイブのページに使うことができます。たとえば、説明を、特定のカテゴリーやそれに属するエントリーについての紹介文として使うことなどが可能です。
さらにこの画面では、カテゴリーの、以下に挙げるトラックバック関連情報を管理することができます。
「オン」チェックボックスをクリックした後、変更事項を保存すると、他のユーザーがあなたのカテゴリーをpingするのに使えるトラックバックURLが、システムから発行されます。
これはトラックバック・アイテムを私的なものにしておくよい方法です。たとえ誰かがトラックバックIDを推測できたとしても、パスフレーズを知らなければ、pingを送信できないからです。
この機能はオプションです。 パスフレーズを設定しないと、誰もがパスフレーズを提出することなくあなたにpingできます。
「ウェブログの設定」画面ではカテゴリーのアーカイブを設定できます。ウェブログを選択して、「ウェブログの設定」をクリックします。 「アーカイブの設定」セクションの「アーカイブの種類」の下にある「カテゴリー」の隣にあるボックスをチェックします。