Movable Typeユーザー・マニュアル: プログラミングインターフェイス

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プログラミングインターフェイス

XML-RPC API

Movable Typeは、Blogger XML-RPC APIを(適用できる箇所に対し)完全に実装しています。 Movable TypeがサポートしないメソッドはgetTemplatesetTemplateの2つだけです。これはBloggerとMovable Typeではテンプレートのシステムが異なるためです。

Movable Typeはまた、metaWeblog XML-RPC APIを(適用できる箇所に対し)サポートしています。

さらにMovable Typeは、エントリーに割り当てたカテゴリーを扱うための独自のメソッドを2つ備えています。

これらのXML-RPC APIsを使うときは、ウェブサーバーにLWP::UserAgentSOAP::Liteがインストールされている必要があります。インストールされていない場合は、「インストール手順」を参照してインストールしてください。

Movable TypeがサポートしているXML-RPCのメソッドは以下のとおりです。

注: Movable Typeでは、Blogger XML-RPCのメソッドすべてにおいてappkeyの値は無視されます。

Movable TypeのXML-RPCの実装を、w.bloggar、BlogApp、BlogLet、BlogBuddy、Jerichoなどの既存のツールから利用することができます。 たとえば、BlogBuddyを設定してMovable Typeのウェブログに投稿するには、以下の手順に従います。

  1. BlogBuddyをhttp://blogbuddy.sourceforge.net/からダウンロードします。 アーカイブを展開し、アプリケーションをインストールします。

  2. BlogBuddyアプリケーションを開きます。

  3. Settings(設定)」メニューから「General Settings(一般設定)」を選びます。 「General(一般)」タブの「UserName(ユーザー名)」にMovable Typeのユーザー名を、「Password(パスワード)」にパスワードを入力します。

  4. Remote Host(リモート・ホスト)」タブに移動し、Movable Typeのインストール先であるホスト名を「Host name(ホスト名)」に、そしてmt-xmlrpc.cgiまでのパスを「Endpoint(エンドポイント)」にそれぞれ入力します。 たとえばmt-xmlrpc.cgihttp://www.foo.com/bar/mt-xmlrpc.cgiにある場合、「Host name」にはwww.foo.com を、そして「Endpoint」には/bar/mt-xmlrpc.cgiを入力します。 ウェブサーバーが80以外のポートを使って起動している場合は、ポートの設定も変更してください。

  5. Blogs(ブログ)」タブに移動し、「Update blogs(ブログの更新)」ボタンをクリックします。すると、BlogBuddyがあなたのウェブサーバー上にあるMovable Typeに接続し、上記のgetUsersBlogsを使って、あなたがアクセスしているウェブログのリストを要求します。

  6. ここまで完了すると、すぐBlogBuddyの投稿インタフェースを使って、あなたのMovable Typeのウェブログに投稿できます。

Perl API

Movable Typeのコードはオブジェクト指向のスタイルで書かれ、解説のドキュメントが揃ったPerl APIを含んでいるので、それをあなた自身のPerlプログラムに使うことも可能です。 ドキュメントはPOD(プリント・オン・デマンド)フォーマットで書かれ、.pm ファイルの中に含まれています。 このドキュメントはシェルからperldocを、たとえば、以下のように入力すれば、読むことができます。

    % cd <movable type directory>/lib
    % perldoc MT

プラグイン

Movable Typeのプラグイン・フレームワークによって、新しいタグを追加するのが楽になりました。 将来的にはより多くのコールバック機能を追加する予定です。

プラグイン・ファイルは専用のディレクトリに格納されたPerlスクリプトです。Movable Typeが初期化されるとき、プラグインもすべてロードされ、Movable Typeのコードとシステムを実行時に変更することができます。 .plの拡張子を持ったファイルだけが、プラグインと見なされ自動的にロードされます。

pluginsディレクトリは、mt.cgiファイルと同じディレクトリに入れてください。

そのディレクトリを作成するには、FTPサーバーに接続し、Movable Typeをインストールしたディレクトリに移動します。 新しいディレクトリを作成してpluginsと名付けます。

プラグインのタグを記述する目的は、RSSフィードの表示、サーバー状態の表示、ヒットカウンターの実装などいろいろあります。 プラグインはhttp://www.movabletype.jp/support.htmlからダウンロードできます。


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