春を知らせる「くぎ煮」
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毎年お花見の季節になると、 神戸の知り合いから「いかなごのくぎ煮」が送られてきます。
「いかなごのくぎ煮」は関西の季節料理。 家庭ごとに作り方があるようですが、いつもいただく「くぎ煮」はとても美味しいです。 今年は瀬戸内海の船舶衝突事故で、海上にオイルが広がり収穫が危ぶまれましたが、「お花見で皆さんと食べて 」といつものように送ってきてくれました。 とても嬉しい春の贈り物です。
いかなごはスズキ目イカナゴ科の魚で、「くぎ煮」に使うのは体長約3cmの幼魚だそうです。
全国各地に生息しますが冷たい水を好み、 水温の上がる夏には砂に潜って休眠する性質があり、冬に産卵、春先になると瀬戸内海に回遊してくるそうです。 この時期(3月~4月)しか獲れません。
「いかなご」は鮮度落ちが早いので、 すぐに持ち帰り調理、出来上がりがさびた古釘に 似ていることから、「くぎ煮」と名づけられたそうです。
今年もお花見で「くぎ煮」が食べれて幸せです。
投稿者 formosa : 15:03
奄美の「鶏飯」が赤坂に!
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3月6日TBS周辺の「赤坂Sacas」がオープンしました。 オープン初日「Biz Tower Atrium」 で4時半から飲みに入ってしまった。 場所は、地下1階の和居酒屋「DO-ZO」 名古屋コーチンから鹿児島の「おがくず豚舎」で育った豚肉「麹豚」や備長炭を使った焼き物など、酒飲みには魅力的なメニューがたくさんあるがなかなか庶民的な価格で嬉しい。
驚いたのが、なんとあの奄美大島の名物「鶏飯(けいはん)」があるではないか!
しかしメニューをみると、3人前1,200円とある。一人や二人連れ酒飲みに3人前は不要だ! 飲んだ後は、ちょっと食べれる量ではない。
そこでフロワーのマネイジャーらしき人に
「これでは注文できない!」
「もっと小さいサイズがあったらヒットするのにね~」 と言ったら・・・
「わかりました!お客様のご意見で1人前380円をメニューに加えます。」 ときっぱりと応えてくれた。
松とうちゃんリクエストの「鶏飯380円」のメニューが即席で出来たのだ。 メニューを作ったからには食べないと、すぐさま注文。 それがこれだ! (上の画像)
鶏飯(けいはん)は、奄美大島の郷土料理で、シロハラなどの野鳥が使われる鳥の炊き込みご飯だったようです。 島津藩の役人をもてなすために野鳥シロハラから鶏にかわったとのこと。
約15年前、奄美大島を訪れてから、平成天皇皇后両陛下が食されたという老舗「鶏飯ひさ倉」 の「けいはん」が病みつきになりました。
東京で食べるには、 ネットで購入できるお店からの取り寄せもありますが、赤坂のこの地でいただけるのは幸せです。
投稿者 formosa : 10:05